施設長補佐 山田です
紫陽花がとってもきれいに咲いていますね

今回、池田市さわやか地域包括支援センター主催の地域ネットワーク連絡会に参加させていただきました。
地域の方と高齢者介護に関わる専門職とのネットワークで情報交換を目的に、池田・五月丘地区の民生委員・地区福祉委員・コミュニティソーシャルワーカー・地域のケアマネで28年度の第1回目の開催でした。
テーマ『高齢者が参加できる地域の交流の場について』ということで全部で9か所の対象事業所の発表で、ほほえみで取り組んでいる『認知症カフェ』の発表をさせて頂きました。

チラシを皆さんに見て頂き、『認知症カフェ』開催までの経緯を熱く話し、ご利用してくださった方々の声を皆さんに聞いてもらいました。

実際に話した内容をデータ化していたのでその言葉も私ならではということでご覧ください

ほほえみの園は、認知症を患った方々を特養、ショートステイ、デイサービスで受け入れている複合施設です。
自分たちは提供者本位であるオールドカルチャー、介護者の上から目線である介護からの脱却成功するために認知症の方々やその家族と向き合いケアを進めてきました。
特養では認知症実践者研修にスタッフ3名が参加して現在その一人が班長として認知症実践者担当リーダーに配置されています。
コミュニケーション技術の中で、傾聴・受容・共感をとりいれたほほえみケアを実践できる班長を介護技術向上担当として配置しています。個々に合わせた介護技術を提供しています。
新人教育として新入職の経験者、未経験者それぞれに合わせた介護者としての基本指導と認知症ケアなどのきめ細やかな指導ができる班長を配置し新人もベテランも誰もがほほえみケアを実践できるようOJTをしています。
そんな施設だからできる事として、そして社会福祉法人として地域への社会貢献が課題になりました。
そこでほほえみが考える理想の地域として
デイサービス・ショートステイ・地域に密着した特養が利用できる地域があること
認知症になっても住み慣れた自宅、地域で生活が出来る環境を作る。
ほほえみでは地域の皆さんに認知症の理解を深めてもらうための活動として認知症サポーター養成講座を各地で行ってきました。
中では池田中学校、北豊島中学校の1学年全員に福祉教育の一環として毎年恒例授業として認知症サポーター養成講座を行ってきました。
地域にとって心強いサポーターが子供たちの視点で養われるという池田市の教育に力を入れる政策にも通ずる方向かと思います。
そして今回の認知症カフェです。
池田市に認知症家族の会がなくなったとほほえみの西治ケママネから聞いていたので、それならと行動に移してきた中で、建石町町内会長をはじめ、町内会の竹田様よりご協力いただけるとのことで昨年11月を皮切りに認知症カフェをスタートさせました。
平成9年より続くほほえみ喫茶という特養・ショート・デイ・ケアハウスの利用者、ご家族、ご友人を対象に月に1回の第2土曜日にボランティアグループが運営してくれて和やかな交流の場として喫茶があります。
そこに3か月に1回のペースで認知症カフェとして地域に向けてオープンしました。
美味しいコーヒーは有名な宝塚逆瀬川の讃喫茶室に買い出しにほほえみ喫茶のマスターが行くというこだわりです。
このカフェが継続し地域の方々に活用して頂くには皆様のお力が必要だと思います。
是非このようなカフェが各地域に広がり各事業所の取り組みではなく池田市全体の取り組みへと発展することを願ってほほえみの認知症カフェを守っていきたいです。
貴重な時間をこのような内容で皆さんに伝えることが出来ました。

参加者の皆様や地域包括支援センターのスタッフの方々も熱心に聞いて下さり、感謝いたします。
posted by hohoemi-3 at 16:38|
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