沖縄三線コンサートが先日行われました。
その舞台裏にはこんなドラマがありました〜
特養 西山
私の担当するご利用者様で沖縄出身の利用者様の為、山田施設長補佐のお知り合いの方がボランティアで
三線のコンサートを開催して下さいました。
その沖縄の「おばあ」は、沖縄の話になると目を輝かせ活気がでます。
「沖縄に帰りたい」「ゴーヤチャンプルーが食べたい」等、
遠く離れた沖縄を眼に浮かべよく話をして下さいます。
なんと今年101歳の「おばあ」は、さすがに沖縄に帰る事は難しいかもしれませんが、
なんとか沖縄に帰った気持ちになれるように…
少しでもイキイキとした時間が過ごせるように…
山田施設長補佐が沖縄からの温かい風を運んできてくれました。
取り計らいで実現した企画でしたが、少し心配な事もありました。

年齢が年齢なだけに、いつも元気にお話ししたり、起きて過ごしてるというわけではなく、
コンサート中は体力的に維持できるかなぁ…と。
開催当日も直前まで「眠い」と言われており、
もしかしたらコンサート中も起きる事がないかもしれないなぁと
なかば諦めていました。

ところが、コンサートが始まると、三線の音色に懐かしい歌
目をばっちりと開き、歌に合わせて手振りをしたり
「イーヤーサーサー」の合いの手も。
一度もウトウトされる事もなく、しっかりと歌い手さんの方をみて
音楽を楽しまれていました。
やっぱり沖縄が大好きなんだなぁ…
馴染みのある歌でこんなにも変わるものなんだ…
と職員も驚き、嬉しいひと時を過ごす事が出来ました。

このホームカミングを通じて故郷の持つ意味を実感しました。ホームカミングデイは本当にドラマティック
お忙しい中、遠いところをわざわざお越しいただいた
ボランティアの歌い手の皆さま
本当に素敵な時間を有難うございました。
